iPS(人工多能性幹細胞)を研究で知られる山中伸弥教授が見事50歳の若さでノーベル医学生理学賞を受賞されました。早くからノーベル賞受賞は時間の問題だと思われていた研究でしたが日本にとっても、世界にとっても、大変意義深いすばらしい研究だと認識されたものです。
TVなどでもお分かりのように、大変朴訥で研究熱心な教授はこの再生医療を医学の新しいページを開くものだと考えておられ、私も国会議員のときに「再生医療を推進する議員の会」を作り、山中教授や細胞シートで臨床応用を進めておられる岡野光夫教授のグループを法整備の面で応援をしてきました。
山中教授が京都大学に在職中、私も研究室にお邪魔したことがありましたが、大変狭い研究室で研究員がすし詰めの中、1m位の幅の机上で熱心にパソコンを打ち、試験管を並べ、データ―をノートに記載していた多くの研究生が目に浮かびます。よくもまあ、こんな狭いところでノーベル賞の研究ができるものだと感心もし驚きもし、しかし、これではいけないと考えiPS研究センターの建設へと進めていきました。
現在では山中教授はiPS研究センターのセンター長として活躍されており、これからの研究成果が期待されます。
おお こわっ
(こんな狭いところで研究してるんですか
)京都大学 旧研究室
2009年1月22日再生医療を推進する議員の会の中で発表される教授
司会の筆者
ただ、研究は進んでいるとはいえ、この再生医療には多くの問題点、特にiPS細胞を使った研究には種々の問題を抱えています。まず、① iPS細胞を含め再生細胞が現在の法律では薬として扱われていること。このため薬として承認されるため、その性質や場合によっては構造式など、薬に準じたたくさんの申請書類を作成しなくてはならず、大変煩雑で承認に時間がかかっていること。② iPS細胞などは、現在がん遺伝子を使用することにより細胞が得られていますが将来、移植した部分のがん化の危険性を否定できないこと。従って③ 臨床研究を行う際の責任を明確にし、保障制度を作る必要があるのではないかという事。④ iPS細胞から卵子や精子をも作成することができ、どこまで臨床応用を認めるかなどの倫理的な問題を解決するような法律の整備が進んでいないこと。などが問題点として挙げられています。
私はこれらの問題点を解決すべく、昨年より議員連盟の河村建夫会長・石井みどり事務局長の協力を得、再稼働を行い24年度の5月より9月6日まで8回に渡り「再生医療を推進する議員の会」を開催して頂き、“再生医療推進法”の提案の作成を行いました。現在 草案ができてはいますが、9月26日には「第一回 再生医療の安全性確保と推進に関する専門委員会」が厚生労働省の中に設置され、今後この「専門委員会」が1方の輪となり、「再生医療を推進する議員の会」をもうひとつの車輪の輪として運用して頂き、先に述べた種々の問題点の法整備をしていく予定にしております。
コメント
再生医療でノーベル証受賞ですが、同じ再生医療でも、民間さいたい血バンクCBCは何回も未公開株詐欺を繰り返し、24年CBC代表とその長男が他界し、破綻しました。
赤ちゃんの大切な命を保管していたCBCが、詐欺犯罪組織の一員とは、つくばブレンーズの怪しい破綻に続き、CBCまで、
日本の再生医療界はどうかしたのでしょうか。
24年10月5日北国新聞の記事になり、午後北陸放送の二ユースにもなりました。
<預金保険機構>シービーシー24件も銀行凍結されてます。