小此木 内閣府特命担当大臣(防災担当)への申入れ 2018年9月21日(金)

2018年9月21日(金)

小此木 内閣府特命担当大臣(防災担当)へ、各地の大学が保有する「練習船」の活用に関する申入れに、文科省職員共に行って参りました。

東日本大震災時における長崎大学水産学部付属練習船「長崎丸」による支援物資等の輸送の実績を説明し、その災害時における活用の有効性と準備の必要性についてまず説明を行いました。

長崎大学は長崎の原爆経験を生かし、医学部を中心として原発事故後のチェルノブイリの支援活動を行ってきました。当初、放射線の状況等がほとんど分からない状況にあった福島等の支援の際には、その経験が生きたようです。

また、学長や私を始め、長崎市民は1982年(昭和57年)の長崎大水害の経験があったからこそ、国が動くよりも先に、県同士と大学が連携して、対応を行うことができました。

昨今の日本の災害状況に鑑みても、今後発生する可能性が高いと言われる南海トラフ地震を始め、どれだけの準備をしておくかで、被害状況は大きく変わり得ます。

その準備の一環として、「長崎丸」を始めとする各大学の練習船が防災訓練等の際に訓練に参加し、災害時に備えることには大きな意味があると考えています。

小此木大臣にも、その有効性について、ご理解頂けたようです。

大切なのは、実際の災害時に即時に動けるように準備しておくことです。

内閣府・国土交通省・文部科学省等の連携をこれからも見守っていきたいと思います。

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