私が理事長を努める NPO法人長崎ベトナム友好協会が「長崎におけるベトナム年」と題し、ドァン スァン フン特命全権ベトナム大使をお招きし、各種行事を開催するとともに”長崎くんち”に参加いたしました。
10月5日 大使に我が国の最新医療PET/CT検査を西諫早病院で体験して頂きました。大使はこれまでこのような検査を受けたことがなく、千葉院長より結果を説明していただき「このような検査設備はすばらしい。結果も安心しました。」とおしゃっていました。ベトナムからの医療ツーリズムへ繋がればと思っています。
その後は、ベトナム友好協会県央会と経済界の皆様と懇談して頂き、有意義な時間を持つことができました。
10月6日 大使一行とともに荒木宗太郎とアニオー姫が眠る鍛冶屋町の大音寺にお墓参りに行きました。大音寺は広いお寺で斜面に面しており、大使も大使夫人もスタッフも息を切らし、後ろに見える景色を眺めつつお墓に向かい墓前で手を合わせました。きっとアニオー姫も喜んでいる事だと思います。
午後より平和公園で献花をし、その後ベトナムアンサンブルコンサートでご挨拶を頂きました。今年のおくんちは、ベトナムと大変ゆかりのある 御朱印船が本石灰町より奉納される7年に一度の年です。その前夜祭と位置づけ、長崎でも、”ベトナム民族アンサンブルコンサート2013秋”をNCC&スタジオにて開催致しました。また、夜には大使の講演会・歓迎レセプションを開催し、各大学の留学生も含めた多数の参加者から貴重な意見や質問が飛び交い、アンサンブルメンバーの飛び入り演奏もあるなど、賑やかな中に実りあるひと時を過ごしました。
10月7日 いよいよ”長崎くんち”3日間の始まりの前日(まえび)に、私共々、大使・大使夫人およびアンサンブルメンバーが本石灰町の御朱印船 奉納踊りに参加いたしました。全員アオザイ姿のベトナム色満載の中諏訪神社、公会堂前広場を大いに盛り上げることができました。
午後は、長崎県知事と長崎市長を表敬訪問しました。
その中で 大使は「子供の頃、第二次世界大戦の被害、原爆の話を聞きました。そういう事態が二度と起きる事がないよう平和が長崎に存在することを祈ります。この訪問で、長崎の美しさ、夜景を見る事ができましたし、温かい歓迎を受け長崎の人々にとても親近感を持つことができました。平和を愛している都市といえるでしょう。これから益々 両国の発展を促進していきたいと思いますし来年 長崎でベトナム産業展を開き、交流を深めていくことを希望します。」とおしゃっていました。
その後は、私どもが日頃から非常にお世話になっている渡辺造船所さんを視察させて頂きました。
こちらでも温かい”おもてなし”を受け、台風前日のお忙しい中、渡邊社長が工場内や船の基礎板などの説明をしてくださいました。大使が色々な質問を社長にされているのが印象的でした。
この行事に協力・参加していただいた本石灰町の皆様、渡邊社長をはじめ関係各位の皆様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
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