■時代が求める専門家を長崎から

「臨床工学技士」とは、厚生労働大臣に免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作(生命維持管理装置の先端部の身体への接続又は身体からの除去であって政令で定めるものも含む。以下同じ。)および保守点検を行うことを業とする者をいう。(臨床工学技士法 第2条2項より)

医学の進歩とともに、現在の医療現場では高度化した多くの医療機器が多用されています。しかし、それらの高度な医療機器を安全に扱うためには医学的知識だけでは難しくなってきました。そこで医学と工学の知識を併せ持った「臨床工学技士」という専門家が誕生しました。

つまり、臨床工学技士は装置を通して患者さんに医療を提供する職業です。

2007年4月、長崎総合科学大学 電気電子工学科に、「医療電子コース」が誕生します。
長崎には、臨床工学技士の養成機関が無いので、臨床工学技士の割合が低く、臨床工学技士がいない病院では、看護士がその役割を務めています。
そんな中、長崎総合科学大学で「臨床工学技士」国家試験の受験資格を得ることができるようになるということは、長崎の医療界、患者さん達にも明るい光を与えるのではないでしょうか。
工学と医学の知識を持つ、プロフェッショナルが数多く誕生することを期待します。
11/25(土)記念シンポジウムにて、行徳威夫理事長、林一馬学長、井石哲哉県医師会会長らとともに。

コメント

タイトルとURLをコピーしました