移植後進国日本―異常に少ない臓器提供者―

2017/8/10(木)

臓器移植法案が成立して今年で20年目の節目を迎えます。
残念ながらこの20年の間、臓器移植(脳死移植を含む)は遺体提供例100例前後で推移し、むしろここ4、5年は減少傾向にありました。
そこで我々はこの状態を打破するべく、新たに臓器移植を推進する議員連盟を立ち上げ、移植の普及に取り組みました。
例えば、現在腎不全のため、毎週3回に及ぶ人工透析を行っておられる方は日本全国で32万人にも及び、腎臓移植を希望されている方は、12,828人に上ります。
おそらく、腎臓の提供がスムーズに行われるとしたら、32万人の透析患者の方の中で10万人くらいの方は移植を希望されているのではないでしょうか。
また心臓移植を待たれている方は556人にもなり、残念ながら移植を待ちながらお亡くなりになる方はその半数にも及んでいます。
これらの状態を打破するべく、我々は現在、植提供施設に赴き推進のための活動を続けております。
ぜひ長崎県でも積極的に取り組んでいただければと思っております。


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