スーパー特区 ―新しい医療の1ページが始まった―

1月15日土曜日、長崎大学医学部の良順会館で、長崎大学医学部臓器移植・消化器外科教授の 兼松隆之教授と、特区まとめ役の、東京女子医科大学先端生命医科学研究所所長 岡野輝夫教授のもと、スーパー特区シンポジウムが開催れました。

研究会では失明した人の自家細胞による角膜移植により視力が回復したり、人口心臓ポンプを入れた人が、寝たきりの状態から、散歩できるまでに至った症例など、多くの治験が紹介されました。

まさに、日本が世界に誇るこれからの医療が長崎の学生さんを含め、多くの先生方や一般傍聴者の方にもわかって頂けたシンポジウムでした。

長崎大学の江口晋准教授によって将来的には肝硬変を含め肝不全の患者さんにも応用できるような発表もされ、長崎再生にはこれら最先端の研究をいち早く産業化に結びつける努力が必要であることが痛感させられました。

会議には厚生労働省から医政局の研究開発振興課課長 椎葉茂樹さんも来られ、わが国の再生医療の推進に向けてどのようにして障害を乗り越えるかについて、面白いご提案を頂きました。

すなわち、昨年の7月には研究開発振興課に新たに再生医療推進室を設置したり、再生医療の実現化ハイウェイ構想を進めるなどの取り組みが進行していることを報告されました。

いずれにせよ、今世界でもっとも再生医療の臨床応用が進んでいるのは、この岡野グループであり、欧米諸外国に追いつかれないような研究推進臨床応用を行う必要を改めて感じました。

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