雨に濡れなくてすむ街づくり

5月の連休にカナダのバンクーバー、アメリカのシアトル、サンフランシスコ、シリコンバレーの視察に行ってまいりました。

この視察の目的は
①3つの港町の良いものを同じ港町である長崎に取り入れることができないか
②文部科学行政を進めるうえでスタンフォード大学やユニバーシティワシントンなど大学を訪れ知的財産人的な活用ができないかどうかを探ることです。

いくつか収穫を上げることができたので、ご報告いたします。

今日はその第1回、雨の多いバンクーバーでの雨よけの『ひさし』についてであります。

バンクーバーはアメリカ大陸西部の北太平洋還流が沖合に流れるカナダ第3番目の都市であります。沖合に暖流が流れるために海上からは水蒸気が湧きあがり、街中に細かな霧雨を降らせます。

そのため街中には雨除けの『ひさし』が設置されております。
日本のような大粒のゲリラ豪雨を防ぐためのアーケードは必要でなく、写真に示すようにビルの壁面に吊るしたようなものが多く、かといってちゃちなものではなく、頑丈なものが歩道のおよそ半分くらい張り出しております。
その下には椅子やテーブルを置いているところも見られました。
日本では道全体を覆うタイプのアーケードが多くみられますが、建設費も高く、設置するのは大がかりなものとなっています。長崎でもこのタイプの『ひさし』が設置可能な場所もたくさんあるのではないかと思います。

そこで私が着目したのが経済産業省の「小規模事業者持続化補助金」
この事業の概要は、小規模事業者が、商工会・商工会議所と一体となって、経営計画を作りつつ販路開拓に取り組む費用(チラシ作製費用や商談会参加のための運賃など)を支援するもので、補助上限は50万円、補助率は2/3となっております。

この事業(日本商工会議所窓口)にご興味がある方はこちらをご覧ください。

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