2015/10/2(金)
第51回日本移植学会総会で臓器横断的シンポジウム「臓器提供推進のため、今なすべきこと」が開催されました。
私もトップバッターとして「臓器移植の飛躍的増加に向けて」という項目で発表させていただきました。
長崎では県の協力もあり、人口100万人あたりの移植数は和歌山県についで全国第2位です。
私としてもこの動きを今後とも応援していきたいと思っています。
現在、慢性腎不全による透析患者は全国で30万人を超え、年間透析をされている方の医療費は平均500万~600万円程かかります。
週3回、4~5時間かけて大変な通院を続ける必要があり、経済的負担も多大なるものがあります。
一方、腎臓移植をして、腎機能が回復した患者の医療費は150万前後と言われておりますが、腎移植を待機されている方は1万2千人に対し、年間に生体腎移植をされる方は1000例と、移植を待つ方には行き渡っていません。
これを今後解消できるよう、活動していきたいと思います。
医療的に見ても国民医療費40兆円のうち、透析医療費は2兆円であり、今後増え続ける医療費を抑制するためにも腎移植を進める必要があります。
臓器移植は経済的にも有効であり、今後とも進めていきたいと考えております。
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