■私が新幹線を推進するわけ

 
 私が九州新幹線(長崎ルート)着工を推進する理由は、費用の問題や単なる博多までの移動の時間的短縮が出来るようになるからというだけではありません。 それより先の北九州、山口、広島、岡山への移動時間を大幅に短縮できるようになることで、九州内だけに留まらず、観光振興や本州本土への企業誘致・進出を容易にすることが出来るようになるからです。
 日本は、アメリカや中国など広大な国土を持つ国とは違い、チリやベトナムと同じく、東西または南北に細長く平野が少なく内陸は山々が連なっているため、鉄道は海岸線を中心に走っています。 何かと不利な国土を持つ国だと思われがちですが、実は鉄道における物流においては、比較的海岸線沿いに人口が密集しているため、同じ距離の線路を引くことでの経済的効果は、アメリカや中国のような広大な国土を持つ国と比べるととても大きいのです。 そして鉄道での物流は、トラックでの物流に比べて、より多くのものを一度に送れるため、またCO2の排出量が少ないなど環境にもとてもやさしいのです。
 また、新幹線は人口が密集した地域を走っています。鹿児島から札幌間約2000kmの新幹線沿岸両側20kmの幅の地域の人口を吸い上げてみると、日本全人口の30%以上をカバーしていることがわかります。
 アメリカや中国では2000kmの新幹線を整備しても、とても国民の多くが利用する交通機関網を持つことはできません。 今後、高齢化が進み労働人口が減少していけば、トラック1台で5t‐10tの荷物を運んでいても、必要な量を運ぶのに間に合わなくなります。 その点、1人の人間が1回で200t‐300tもの人や荷物を1000kmを4時間で運ぶ新幹線を持つ日本国は、とても有利な物流手段を持っている国だと言えるでしょう。
 また鉄道の線路と一般道路を自在に走れるデュアル・モード・ビークル(DMV)の登場に見られるように、将来的には広大な貨物ヤードの必要性が薄れ、新しい新幹線と相互に乗り入れることのできるような人や物を運べる新体系の物流網を作ることも可能になってくるものと考えられます。 将来の労働力不足や石油価格の上昇と環境にやさしい物流体系の構築などを考えると、フル規格の新幹線の必要性は理解いただけるものと思います。
 以上が、私が九州新幹線(長崎ルート)着工を推進する理由です。

コメント

  1. 九州新幹線長崎ルートの必要性

    武雄、嬉野以外の佐賀県の人にとっては必要なし。 武雄、嬉野、大村、諫早、長崎の人

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