長崎県医療の問題点と病院改革

第6回医療未来研究会の勉強会が2011年10月12日(水)サンプリエールで開催されました。


ご講演を頂いた長崎県病院企業団企業長の矢野右人先生

座長は長崎原爆病院の朝長万左男先生にお願いし、今回のテーマは「長崎県医療の問題点と病院改革」のタイトルで長崎県病院企業団企業長、矢野右人先生にご講演を頂きました。


座長をお勤めいただいた、長崎原爆病院院長の朝長万左男先生

長崎県病院企業団は長崎県周辺部における公立医療の安定的継続と医療レベルの向上を目的として設立されました。現在企業団は9病院、2診療所を運営する経常収入234億円、職員数約1,200名の日本最大の病院企業団であります。

赤字体質であったこの企業団を矢野先生はこれまでの6年間で黒字転化を行い、112億円の累積欠損金を解消、また長崎県からの繰入金半減を実現されました。これは病院改革を行うと同時に、診療報酬改定や、交付金税増額などによって行われました。

今後も地域における人口の激減に対応した医療提供体制の構築と医療のレベル向上を目指していかなければならないとのお話でした。病院経営には大変参考になり、今後、長崎市の医療体制の構築にも参考になるものと考えられました。

即ち現在長崎県にはがんセンターやこども病院がありません。また、今後長崎市の人口も急峻に減少することから、病院間の合併や連携を視野に入れた、長崎モデルなる改革が必要になってくるものと考えられました。


懇親会になっても医療に関する話はつきませんでした

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