先日16日(日)、「メディカルツーリズム推進協議会」設立総会を開催いたしました。
改めて「メディカルツーリズム」とは何か? 簡単に言うと、患者さんや旅行者が海外に渡航し、滞在先の自然や食、観光やレジャーを楽しみむなかで、検診や医療(治療)を受ける事を言います。
ご存知のように長崎には豊かな観光資源や食文化があり、国内でも高いレベルの医療体制を持つ機関が揃っています。
そういった素地がある長崎にて、国内旅行者はもとより、海外の患者や旅行者を取り込んで行き、医療を長崎の基幹産業にしたいという想いのもと、今回の総会の開催に至ったわけです。
当日は産学官の関係者総勢55名の方々にお集まりいただきました。
関係者の皆様には急な呼びかけや休日にもかかわらず、多数のご出席を頂き、誠にありがとうございました。
当初思い描いていた出席数を上回るご参加に今後の活動に向けて身の引き締まる思いがしました。
会は定刻通り開始され、まず発起人代表として上田惠三様(長崎自動車株式会社代表取締役社長)より「長崎の観光資源と医療を結びつける事は、本県地域経済浮揚の一役を担うものになりえるのではないかと考えております。」と力強いご挨拶を頂きました。
第1部は設立総会。
会の名称は(仮称)が取れて晴れて「メディカルツーリズム推進協議会」に決定。
規約確認の後、発起人代表挨拶を頂いた上田惠三様にに会長就任が決定。
理事会役員選出は会長一任、事務局設置に関しては発起人、理事会役員話し合いのもと設置場所を選定していくということで決定。円滑な進行により設立総会は終了しました。
続いて第2部は各分野の有識者を招き、それぞれのメディカルツーリズムへの取り組み方等についてお話いただきました。
(講演題目、講演者は以下の通り)
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1;「国策としてのメディカルツーリズム」
講演者 : 湯川俊明氏
(経済産業省 九州経済産業局 産業部 サービス産業室/コンテンツ産業支援室)
座 長 : 兼松隆之氏
(長崎大学大学院 移植・消化器外科 教授)
コメンテーター : 高比良実氏
(長崎市 企画財政部 企画理事)
2;「各分野におけるメディカルツーリズムへの取り組み」
講演者
石橋大海氏 (独立行政法人国立病院機構長崎医療センター)
千葉憲哉氏 (医療法人祥仁会 西諫早病院 院長)
有馬至人氏 (株式会社JTB九州長崎支店営業課長崎県観光客誘致推進担当)
西野泰二氏 (株式会社損害保険ジャパン長崎支店長崎中央支社 支社長)
座 長 : 河野茂氏(長崎大学病院 病院長)
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行政と各分野からの取り組み方や考え方が述べられ、それぞれの関わり方などが鮮明になってきたのではないかと思いますし、交流の場にも出来たのではないかと思います。
今後はこの「メディカルツーリズム」をさらに多くの方に知っていただくように働きかけていくと共に、体制作りに走り回りたいと考えています。
世界に誇れる長崎作りの1つとなりますように!
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