画期的な「脳梗塞の治療」が始まる

去る3月13日長崎大学医学部で「第14回長崎障害者支援再生医療研究会」が開催されました。


兼松教授がこの会を起ち上げられ、CPC(cell processing center=細胞調整施設)の稼働と相まってすでに多くの研究結果が出始めています。

今回は札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所神経再生医療学部門教授 本望 修先生 による『脳梗塞の再生医療』の特別講演がありました。


札幌医科大学医学部附属フロンティア医学研究所
神経再生医療学部門教授 本望 修先生
  
20年ぐらい前までは一般に神経細胞・筋肉細胞などは再生せず、半身麻痺が起これば症状はほぼ固定化するものと考えられていました。近年、体の中に幹細胞が存在し、神経細胞も再生するらしいことが少しずつわかってきました。

今回の講演では、神経細胞の再生のメカニズムや程度はまだ未解明な部分があるにしろ、それまで片麻痺が完成すれば治らないものと考えられた症例が、半年経っても自分の骨髄から採取されたMSC(Mesenchymal Stem Cell=間葉幹細胞)を静脈内に注射すれば、数か月後には劇的な症状の改善を見るという発表をされました。


今までに12例の症例に試され、驚くべき改善を見られたとの報告がビデオテープを通して流れた時には、会場に居合わせた内科外科の教授を含め多くの人たちが「おおー」という声を上げました。私もその一人でした。

いろんなメカニズムや合併症の問題はあるにせよ『事実がすべて』の言葉が示すように、待ちに待った再生医療の果実をまさに見せられたような思いでした。

一刻も早く長崎に障害者支援再生医療センターを作るべく思いがふつふつと沸いてきました。

早速3月15日には東京に飛び、厚生労働省医政局研究開発振興課の再生医療研究推進室の谷室長と面会し、とにかく早く施設での臨床応用ができる道を早急に整理する必要を訴えてまいりました。谷室長も大学からの高度先進医療への申請があれば、直ちに協力をして全国的な取り組みにしていきたいとの意向を頂きました。

翌16日には長崎に戻り、長崎大学医学部脳神経外科の永田教授と面会をし、この治療法に対する評価と長崎での取り組みについて相談を致し、今後積極的に推進していくことを確認しました。


長崎大学医学部脳神経外科の永田教授

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